牝馬の行方(栗東)

スライビングロード
スライビングロード

 こんにちは、山本です。本日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、本日の出社時のこと。うちの会社は3階にあって、1階でエレベーターに乗るんですが、今日は女性の方2人と同乗しました。まぁ、年齢も近いかなというぐらいの感じだったんですけど、ぶっちゃけ、このお二人の方の恐らく香水から発すると思われる香りが、どちらも強烈なんですよ。3階までだから、乗ること10秒にも満たない。けど、そんな短時間ですら、ちょっと胸焼けしそうな感覚に陥りそうなコラボ。降りてからも、結構引きずっていました。まぁ、個人の合う合わないが大きいとは思うんですが…。

 そもそも、ここまで生きてきた50年近く、香水やオーデコロンなどの類は一度もつけたことはない。いやね、加齢臭でも指摘されようものなら、つけようかなとは思いますけど、今までそんなこともない(周りに気を遣われているようならスイマセン)。ワタクシが鈍感なのかもしれないけど、香りにうっとりして、その人の虜に、なんてドラマみたいな話、実際にあるんですかねぇ。今日みたいな体験談の方がはるかに多い感じがして、けど一方で社会人としてのエチケットなのかなと思ったりもして…。

 まぁ、脳内に長くあった残り香も取れたところで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 明日の京都は9Rでこぶし賞が行われます。佐々木厩舎でG1馬アカイイトの全妹になるアイサンサン(牝、父キズナ)が登場します。前走はまさかの最下位に敗れたのですが、道中で前から飛んできた泥の塊が顔面を直撃。全く競馬にならなかったようで、レースを振り返る佐々木調教師に悲観する様子はありません。ここで結果を出し、何とか桜花賞戦線に間に合ってほしいところです。

 そして、東京メインはクイーンC。このレースのメンバーを見ながら、オッと思ってしまったことがありまして、それは関東馬のロートホルン(牝、父サトノダイヤモンド)について。実は昨年8月24日の更新分で、この馬をプッシュしていたんですよ、裏函情報として。ところが、初戦で見せ場なく敗れ、単勝30倍近くに跳ね上がった2戦目で6馬身差の圧勝ですわ。当時、あの時に紹介した馬というのを全く失念しておりました。こういう馬券を取らなアカンのですよね、ホントに。

 で、関西馬です。主役候補はリバティアイランドの下にあたる中内田厩舎のマディソンガール(牝、父キズナ)。こちらは新馬勝ち後、2戦目を迎えます。「中間は気が入りすぎているといった感じで幼さを見せているところが、レースでどのくらい影響するか。動きに関しては問題ありません。カイバも以前より食べているようです」と福永助手。初戦は非常にいい内容でしたし、ここもイッキとなれば当然、新星候補と言えるでしょう。

 続いてはショウナンザナドゥ(牝、父キズナ)。この馬、攻め馬は相変わらず動きます。同じ舞台だった昨秋のアルテミスSは出遅れながらも3着。能力も秘めています。ただ、松下調教師に中間、何度か聞いたのが「なかなか馬体が増えてこないんですよね」という言葉。今回は東京への長距離輸送もありますからね。秘める能力は確かだけに、当日の馬体重に注目したい。

 あとは福永厩舎のスライビングロード(牝、父レイデオロ)かな。前走のパフォーマンスが、福永調教師いわく「思っている以上だった」と。ということで、今回の重賞挑戦を決めたといいます。「フラットワークの質はかなり向上。馬体も落ちることなく、維持できています。難しい面のある血統だけど、いい感じで調整できていますよ」とトレーナーは話していました。実は自身の騎乗でオークスを勝った母ダイワエルシエーロにとっては最後の子。そのラストクロップでクラシック戦線へ臨めるなら、見ている我々の期待も高まるというものですよね。

 今年のクイーンCは賞金900万以上の馬が4頭しかいません。その他の馬=400万の馬は2着の場合、収得賞金は1150万円なんですよね。この世代は阪神JFでも400万の枠が少なかったように、賞金ボーダーは高め。桜花賞は1150万円では厳しいんじゃないか、と思っています。とはいえ、ここを使う以上はトライアルはあまり使いたくはないでしょうし、400万の組にとっては桜花賞への道は「勝利」が必須になるんじゃないかな。

 さて、先週は牝馬クラシック戦線の有力馬になるかもしれないと思っていた馬たちが次々と敗れましたね。エルフィンSで5着だった橋口厩舎のダノンフェアレディ(牝、父キズナ)は忘れな草賞を視野に、エルフィンSで2着だった吉岡厩舎のグローリーリンク(牝、父キズナ)はフローラSへ、同じく吉岡厩舎できさらぎ賞6着だったエリカアンディーヴ(牝、父Oscar Performance)はスイートピーSへ向かうとのこと。今年の牝馬戦線はホント、桜より樫というタイプが多い印象を受けます。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

小倉9R・2ドーギッド(初戦時に矢作調教師から「能力は高いけど、初戦からはな。次がどうかだろう」と聞いていたが、勝ってしまった。この厩舎だけに2戦目の上積みも大きいはず。連勝濃厚)

 続いては「馬券王への道 延長戦」です。

小倉11R・10ポエットリー(北海道の洋芝で2勝なら、今の馬場は合いそう。小回りも得意)

東京1R・9キャンディブーケ(初戦は外に張るなど大味な競馬でも大崩れはせず。能力ある)

京都7R・2ボブズヤアンクル(前走は包まれて、脚を余した。スムーズにさばけば見直せる)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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