
2月16日の京都2R・3歳新馬(ダート1800メートル=10頭立て)は、2番人気ショウナンサエッタ(牡、栗東・渡辺薫彦厩舎、父オルフェーヴル)が押し切った。勝ち時計は1分56秒9(稍重)。
伸び上がるようにスタートしたが、気合をつけられるとダッシュ良く好位に取りつく。1角では大きく外に膨れ、鞍上が軌道修正していた。1000メートル64秒8のスローを見越し、3角では逃げ馬の外にピッタリつけ、コーナーを逆手前で走りながら4角では押し出されて先頭へ。突き放しにかかったが、物見をしてジャンプしそうになるなど粗削りで、ヤノマスティーロ(2着、高杉吏麒騎手)の追撃を鼻差だけ振り切った。全姉は22年のかしわ記念など、ダートグレートを4勝したショウナンナデシコ。
池添謙一騎手は「パドックとかは環境がガラッと変わって、だいぶ物見していました。レースも口向きが悪く、1~2角では外に張っていました。直線で先頭に立つと(自分から)抑えて遊びながらでした。余裕があったし、物見していましたね。パワーがあるし、持ってるものはいいですが、まだまだこれからですね」と成長に期待した。
渡辺薫彦調教師は「まだまだ粗削りですが、あり余るパワーを感じました。走りはゴリゴリのダートっぽくはないですが、血統的に次走もダートを考えています」と気を引き締めていた。