
◆第42回フェブラリーS・G1(2月23日、東京競馬場・ダート1600メートル)
昨年の覇者ペプチドナイルをはじめ、昨年と比べても今年はダート路線の実績馬がそろっている。サウジカップ・G1(2月22日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)にフォーエバーヤングなどが遠征しているとは言え、メンバーの層は厚い印象だ。G1馬や古豪がひしめくなかで、伸びしろ豊かなミッキーファイト(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父ドレフォン)を狙ってみたい。
レパードSと名古屋大賞典といった重賞実績は目立たなくても、昨年のジャパンダートクラシックでフォーエバーヤングに1馬身1/4差の2着まで迫った走りは高く評価できる。まだキャリア6戦とあって、田中博調教師は「まだまだ分からない部分は多いが、そういったところでは上積みというか7走目ですから。パフォーマンスを上げられる可能性はある」と期待をにじませる。
22年のチャンピオンズCを制したジュンライトボルトの半弟という血統からも、さらなる成長が見込めそうだ。まだまだ粗削りでも、楽しみの方が多いのは間違いないだろう。(坂本 達洋)