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第59回小倉大賞典・G3は2月23日、小倉競馬場の芝1800メートルで行われる。
一筋縄ではいかないメンバーとなったが、狙って面白いのはコスモブッドレア(牡4歳、美浦・小野次郎厩舎、父ゴールドシップ)。血統からも荒れてきた小倉の馬場が向きそう。もともと3歳時には京成杯でダノンデサイルの3着があり、昇級も形だけ。先行策から競り勝った前走も評価できる。4歳馬の勢いに注目だ。
エピファニー(牡6歳、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)は昨年の当レースの勝ち馬で、さらに昨年の小倉で行われた中京記念で2着と舞台適性は高い。栗東に入厩するパターンで調整されており、1週前追い切りでは好時計が出た。前走は久々が影響したもので、今回は能力を出し切れそうだ。ただ、17日に発表されるハンデがポイントになる。
グランドカリナン(牡5歳、美浦・田島俊明厩舎、父リアルインパクト)はオープン初戦の前走、白富士Sで4着。上がりの決め手勝負で見劣ったが、先行力もあって力の要る馬場の適性もある。ハンデも重くならなさそうで、ここでも魅力がある。
シルトホルン(牡5歳、美浦・新開幸一厩舎、父スクリーンヒーロー)はオープンや重賞での好走歴が多数。昨年の毎日王冠で0秒2差の5着と、勝ち切れないが力はある。前走の小倉日経賞で2着と、小倉コースにも対応しているのは強みだ。
昨年の2着馬ロングラン(セン7歳、美浦・和田勇介厩舎、父ヴィクトワールピサ)も侮れない。前走は59キロを背負って末脚は不発だったが、今回は斤量も軽くなるはず。前がやり合う流れになれば浮上もある。