開幕近し(美浦)

ミッキーアプローズ
ミッキーアプローズ

 こんばんは、坂本です。暑かったり寒かったり、ジェットコースターみたいなお天気の1週間です。

 そしていよいよ週末は日本ダービーです。皆様、それぞれのダービー馬候補が、この舞台にたどり着けたのならお見事ですし、たどり着けなかった方は来年の雪辱を誓う季節であります。ちなみに今年1月3日付のスポーツ報知に掲載されたヤマタケ先輩との「3歳G1勝ち馬予想」では、皐月賞がソールオリエンス(坂本)、フリームファクシ(ヤマタケ)で、ダービーはダノンザタイガー(坂本)、セレンディピティ(ヤマタケ)となっておりました(苦笑い)。

 というわけで来週から来年度のPOGが始まろうとしていますので、馬トクYouTubeチャンネルでもヤマタケ先輩とPOG対談を何度かやております(ぜひ、チェックして下さい)。いいアドバイスができていることを願っていますが、これがなかなか難しく、ずいぶんとデビュー予定などが変わってきている馬もいますので、こちらのブログもご活用下さい。

 というわけで本題へいきましょう。まずは国枝厩舎からです。まず開幕週でのデビューが予定されていたミッキーアプローズ(牝、父エピファネイア)ですが、ひとまず様子を見ることになりそうです。国枝調教師は「今週の動きは、もうワンパンチほしかった」と慎重で、仕上がり具合をみてデビュー時期を判断していくことになるとのことです。

 また3回東京後半を予定しているルージュスエルテ(牝、父ハーツクライ)は、来週にトレセンへ帰厩する予定。そこから追い切りを重ねていって、デビューするタイミングを探っていくことになりそうです。すでにゲート試験に合格して放牧に出ているエリカリーシャン(牝、エピファネイア、母ガラアフェアー)は、「新潟あたりかな」という見立てでした。

 シルクレーシングのベストミーエヴァー(牝、父No Nay Never、母デルフィニア2)は、5月18日にゲート試験を受けて合格。19日には放牧で出て、デビューに向けて体力強化を図っていくようです。祖母アゲインは、愛1000ギニーなどG1を2勝しており、一族には凱旋門賞馬モンジューなどがいる血統。父の産駒は日本では21年の宝塚記念で2着に好走したユニコーンライオンなどがいますね。

 またステレンボッシュ(牝、父エピファネイア、母ブルークランズ)は、5月10日にトレセンに入厩。18日に早くもゲート試験に合格して、26日に放牧に出されました。3代母にウインドインハーヘアがいる血統馬で、これから乗り込んで体力をつけていくようです。

 次は武井厩舎にいきましょう。開幕週デビューのシュトラウス(牡、父モーリス、母ブルーメンブラット)は、6月3日の東京新馬戦(芝1600M)にレーン騎手で予定しています。今週はジョッキーを背に追い切って、やはり気難しさが出てしまったとのことです。武井調教師は「能力はあるんですが、馬のスイッチひとつなんですよ。来週(の追い切り)もジョッキーに乗ってもらいます」と語り、気持ちのコントロールさえつけばというところです。血統的に素質は十分に見込める素材だけあって、期待したいですね。

 ハピレ(牡、父ヘニーヒューズ、母トモトモリバー)は、3週目の6月17日の東京新馬戦(ダート1400M)を予定しています。「まあまあいいですよ。パワー型で、1400はぴったり」と評価しています。

 またG1レーシングのセンドネージュ(牝、父サトノクラウン、母シナノネージュ)は、6月18日の東京新馬戦(芝1600M)の予定です。「乗りやすいし、1800、2000とか距離の融通は利きそう」とのことで、半姉ブランネージュ(父シンボリクリスエス)は、14年のフローラSで2着に好走した実績があります。

 次は畠山厩舎です。注目株は5月11日に入厩してきたウインマクシマム(牡、父キタサンブラック、母コスモアクセス)です。5月18日にゲート試験に合格して、3回東京のデビューを見据えて進めていっています。畠山調教師は「性格はすごく落ち着いているし、早いうちからいけそうです。コスモヴューファームのタフな坂路で、これくらい動ければ合格点というレベルで走れていますからね」と、体力も不足ないトーンです。今をときめくキタサンブラック産駒ですから、やはり気になりますね。

 マイネルガンナー(牡、父ゴールドシップ、母クードヴァン)は、5月4日にゲート試験に合格。その後は柴田大騎手が騎乗して、追い切りを3本消化してきています。「ゲートもすんなりうかったし、性格は問題ないですね」と、このままデビューを目指していくそうです。

 今日のところはこのへんで。

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