◆第84回オークス・G1(5月21日、東京競馬場・芝2400メートル)
フェアリーS、新潟2歳Sなど重賞2勝を挙げているキタウイング(牝3歳、美浦・小島茂之厩舎、父ダノンバラード)が、豊富な経験を武器に大舞台へ挑む。昨年7月にデビューして以来、前走の桜花賞(12着)を含めてキャリア7戦と実戦でもまれてきた経験は光る。
デビュー13年目でG1初制覇を狙う杉原誠人騎手は「(前走後の)痛みもなく順調にきている。東京の2400メートルは(条件的に)分からないが、左回りの方が走りやすいと思う。経験値は一番持っているんじゃないですか」ときっぱり。鋭い決め手が持ち味で、自分の競馬に徹して一発を狙う。